関西版月いちリーディング スペシャル企画『劇作バトル！』を聴きに、ドーンセンターへ。
土田英生さんが様々なゲスト劇作家を相手に、本人の目の前でズバズバと戯曲に切り込んでいき、作品も作家も丸裸にしていく日本劇作家協会関西支部名物企画。
今回は、東京を中心に活動するKAKUTAの桑原裕子さんが2019年に上演した「らぶゆ」がテーマ。 by 日本劇作家協会
前半は、一幕をリーディング。
登場人物が多く、場面も時間軸もコロコロ変わるので、人物や設定が理解できた辺りで一時間経っていた。福島の田舎にユートピアを作る話、なのかな？中盤も後半も見たくなった。
後半は、劇作家のトーク。
桑原さんは出演者の顔ぶれを見てアテ書きするとか、あの役者がこんなセリフを言ったら面白いと想像して楽しむとか、役者出身の作家ならではの作り方が面白かった。
土田さんから「作品として、体重をかけたところはどこ？」と、何度聞かれても、「私がやりたかったのは、このカタチ」という姿勢が見えて、なんだか頼もしい。
余談だが、今回のような素の朗読は、役者の服装はもちろん、戯曲の準備にも個性が出ると感じた。
1枚ずつクリアポケットファイルに入れている人は几帳面な性格と思われる。
私は戯曲を綴じないタイプだから、ガサツな性格ってバレるんやろなぁ。
役に合わせて準備するのも、アリかもなぁ。
