ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

失せ物

京都に帰って来た。
筒井氏の新品の靴は青く染まっていた。
「実はジーパンも新品だったんです。その色が移ったんです」とのこと。
旅公演に対する、彼のはしゃぎっぷりが量られる。

大木氏の恥ずかしい衣装が見当たらないようだ。
静かに探していた。

私もこの旅で帽子をなくした。

「モノを右から左に移すだけなのに、
どうしてなくなるんやろう」
というつぶやきに
「そうやんなぁ!」
と激しく同意する高原嬢(失せモノの天才)がおもしろかった。
何でも電話したら、音がしたらいいのにね。
そうしたら、高原嬢の部屋はピーピーうるさいやろうけどね。