ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

男子馬デ去リ、女子魔トナリテ追ウ

『男子馬デ去リ、女子魔トナリテ追ウ』を観に、栗東芸術文化会館さきらへ。
「演劇ユニット深海魚」という団体は、
栗東市主催のワークショップ受講生で結成された劇団、
つまり市民劇団みたいなものだ。

いやそれがね、ほんまにおもしろかってん!
前日に一人芝居を観て、
演劇経験の浅い役者の起こしがちな事を考えてたんよ。
目が泳ぐとか、イントネーションが変になるとか、
不安定さとか。
それが見事に生かされていた!

ま、それだけじゃなくてね。純粋に楽しかった。
部分部分のネタも、思い出し笑いするくらい面白かった。
濃い深海魚達の個性を生かし、まとめ上げたごまのはえ氏の愛情に感服した。
そして「台詞が覚えられないんですぅ」なんて悩んでいた
深海魚達の変身っぷりにびっくら驚いた。
ダブルでカーテンコールが起きたのも、無理はない。
そのカーテンコールで泣きそうになっていた劇団員達の輝いていることよ。

演じている人たちの充実ぶりが客席にも伝わって、
晴れ晴れとした気分になりました。
演劇って、動力になるのね。
明日からも、しっかり生きていくわね。