ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

男亡者の泣きぬるところ in 滋賀

ニットキャップシアター『男亡者の泣きぬるところ』を観に
滋賀県の”栗東芸術文化会館さきら”へ。

私には滋賀県の土地勘がまったくない。
なのにJRでうとうとしてしまった。
目が覚めて、行けども行けども栗東に着かない。
途中で下車して駅員さんに聞いたら、「戻って草津で乗り換えしやな」と言われた。
危ない。岐阜まで行ってしまうところだった。
そして往復1時間のロスだ。

というわけで、遅刻して観たお芝居。
この芝居を簡単に説明すると、男二人の幸せのシーソーゲーム。
一方が幸せな時は、もう一方が不幸である。

先日の心理学の本によると、人間悲しいときは悲しい気分に同調し、
絶好調の時は自然に幸せな気分に引かれるらしい。
今回の私は観始めがブルーだったので、不幸な方の気持ちがよく分かった。

隣のカップルは、手をつなぎながら観ていた。
芝居が進むにつれ、両手をつないでラブ度を深めていた。
あの二人は、幸せな方の視点だったのかな?
それとも「俺達はこんな目に遭わないぞ」と、確かめながら観ていたのかな?