ニットキャップシアターの「ねむり姫」を観に、伊丹AIホールへ。
澁澤龍彦の短編小説が原作のお芝居です。
平安時代と現代が入り混じる、夢みたいな世界でした。
ねむり姫はずっと楽しそうに眠っている。
そんな姫を利用する人
寝不足で嫉妬に猛る帝
ほのかに思いを寄せる少年
振り回される人々も憐れなり。
文学的な世界かと思いきや、突然漫画になったり、ミュージカルになったり、エグいシーンになったりする。
そして随所に、地味だけどパンチのあるネタが挟み込まれている。
文学の世界を立体的に、よくぞここまで面白く立ち上げたなぁ~。
お客さんとして、ヒジョーに贅沢な気分になりましたよ。