ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

マリコの悪縁教室

77年企画の『マリコの悪縁教室』を観に、精華小劇場へ。
これは1977年生まれの、小劇場でメキメキやっている人達が
結集して作った作品なのだ。
山口茜さんの、おどろおどろした原作(おそらくね)と、
ごまのはえ氏の土臭いサービスのこもった脚色(知らんけどね)、
竹内佑氏のパッションあふれる演出(たぶんね)が
ぎゅうぎゅうしていた。

ネタ的にはタモリだったり、タッチや北斗の拳だったりして
あら結構近いわねぇ、と世代的ギャップを感じない。
全国の人間がお伊勢さんを目指して国境を越えるシーンも、とても面白かった。

でも、悶えている。
恋愛について、生活について、デブについて、家族について、ユーモアについて、仕事について、暴力について、主観と客観について、悶々。

観劇後はいっぱい宿題を持たされた、という感じ。
77年生は思ったより大人だ。
私には
「簡単なルールを見つけたよ!」とかけつけてくれる父さんが必要だわ。