ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

移動舞台

おかげさまで『どん亀演劇祭V3』は無事に幕を下ろしました。
足をお運びいただいた皆様、ありがとうございました。
さぁ舞台の秘密は解禁になりました。

これが『虹のカマドウマ』に登場した、
ワイド舞台の全容です。
大臣パネルが開くと、
こんな状態になります。
上手と下手、前通路を使って
3つの場面が同時に演じられます。
普段は中央に一つのスペースが設定されています。
シーン転換では、舞台ごとスライドします。

場当たりでは、何度も何度も移動の練習をしました。
舞台上で、ずっと揺られていました。
そのうち移動しているのか、止まっているのか、
今どこにいるのかさえ分からなくなってきました。
朝倉嬢は、隠れているのに台詞を言おうとしました。

地上に降りてもゆるい船酔い状態になりました。
お風呂で頭を洗っていても揺れていて、
頭を上げると客席に出ているのでは、と錯覚に陥りました。
舞台上にいてもこんなに影響があるのに
下で押していた苦力達はどんなに大変だったかとお察しします。
「意外と軽いんですよ」と、ケロリとしてましたけどね。