ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

Patchworks 2

水と油の『Patchworks2』を観に京都芸術センターへ。
水と油は、東京のマイムとダンスの集団だ。
私は言葉が好きなので、あまりパフォーマンス系は観ないのだけど
胸騒ぎがして、当日券で観てしまった。

今にも喋り出すんじゃないかと思う静かな緊張の中での動きや
目にも留まらない早さの体のやりとりがあった。
姿勢ひとつで対人関係が変わるのだ。
身体っておしゃべりね。
4人が暴れて、統一されたダンスへ移行していく作品など、
なんだかもう、心地よく観てしまった。

一人、怪我をして復帰した人がいるようだけど、その人が一番激しい動きをしていた。
何かを封じ込まれると、その分他の機能がフル活用されるのね。
言葉がなくてもおしゃべりになれるみたいに。