ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

真夜中の宵山

宵山の夜。
提灯落し、日和神楽、ちまきの精算etc.を終えての帰り道。
船鉾でパチパチと写真を撮る、怪しい女性連れを発見。
「竹内さん?」と声をかけると、若い方の足が止まった。
やっぱり。
竹内照代さん母娘だ。
先日まで京都芸術センター「祇園祭ひと展」で、280点もの水彩画を出展されていた絵描きさんだ。

「これから、岩戸山の屋根にご神体を上げるところを観に行くのよ」
との事なので、私も一緒に行った。
時すでに夜中一時半、作業は終っていた。
それでも「今日はどこに行った?」「明日はどこで見る?」
など、マニアな情報をやり取りした。

竹内さんの絵は、観察力が鋭くて、人が生き生き描かれて、とても面白い。
8年かけて祇園祭を回られた成果だそうな。
今年も新作が生まれるんだろうな。楽しみ楽しみ。