京都迎賓館には館内見取り図がない。
セキュリティのためらしい。
部屋は青龍(C)、朱雀(A)などと記される。
方角はこれで分かる。
そもそも京都は風水思想に基づいて設計された。
北は玄武(船岡山)、南は朱雀(巨椋池)、東は青龍(鴨川)、西は白虎(東海道、山陰道)と、四方位を神獣が守護していると考えて建設されたのだ。
その四神は、それぞれ色を持つ。
玄武は黒、朱雀は赤、青龍は青、白虎は白。
迎賓館の廊下も、それぞれ色分けがされていた。
えーと、確かここが東で・・・と考えつつ歩いたけれど、これ、はぐれたらきっと迷子になる。
いやぁそれにしても素敵なところだったよ。