ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

演出家フォーラム

京都芸術センターで行われた「演出家フォーラム」を聴きに行った。
太田省吾、岡田利規、阿部初美、倉迫康史、ごまのはえ、サカイヒロトという面々が演出について語るのだ。
太田省吾さんという人は私の中で浜田省吾さんと混同されていたが、やっと確認できた。
表現には、1.価値の物語を描く
       2.存在の物語を描く  事ができると語っておられた。

ほかのパネリストは東京や九州から招かれていた。
それぞれの演出した作品をプロジェクターで映しながら説明してくれたので、よく分かった。
舞台美術や振付けから演劇に関わった人もいて、
「最近人形と人間の区別がつかなくなってきたんです」という人もいた。おもしろいなぁ。
演出家は、一つの世界を完成させる、ある意味”神”だと思うんだけど、神さんの言葉を伝えるには巫女もいるし、神楽もいるし、観客もいる。その辺も信用してほしいわ。

それにしても提示されていた『ヒラカタ・ノート』、朗読に関してはほとんど演出がつけられてないのです。
信用されるのも甚だしいわ。って、ノロケですけどね。