ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

都の賑い

京都五花街合同伝統芸能特別公演」を観に、京都会館第一ホールへ。
京都には、
・宮川町歌舞会~京おどり
・祗園東歌舞会~祗園をどり
上七軒歌舞会~北野をどり
先斗町歌舞会~鴨川をどり
・祗園甲部歌舞会~都をどり
と、5つの花街があって、それぞれ芸舞妓さんがいらっしゃる。
五花街すべてが歌舞練場という劇場を持っていて、
春や秋に発表会を開いている。

今日は各花街の芸を一度に見られるという「都の賑い」という催し。
平安建都千二百年を期に開催されて以来、17回目とか。

「青海波」「菖蒲浴衣」「岸の柳」「吉原雀」「元禄花見踊」
花街によって舞踏の流派も違うし、
芸舞妓さんの雰囲気にも個性を感じる。

宮川町の芸舞妓さんは美人ぞろい。
上七軒は、年齢層が若い。
地方さんに、とっても声の良い人がいた。
三味線に頼もしそうなお母はんを見つけたり。
悲しそうな顔をして踊っている芸舞妓さんがいると、お稽古が厳しいのかなぁ?と想像したり。

最後に五花街から4人ずつ選ばれし舞妓ちゃんが、同じ曲に合わせて
各流派の振り付けで踊る「京小唄 祗園小唄」の華やかな事!
いやぁ、眼福、眼福。

客席も「お姉さん、おいでやす」などと、舞妓さんがいっぱいやった。
皆さん芸を磨いて、伝統芸能の発展に、おきばりやすぅ。