ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

祇園をどり

祇園をどり」を観に、祇園会館へ。
京都五花街の一つ、祇園東歌舞会の秋の催し。

祇園社季詣」(ぎおんやしろきごとのさんけい)というタイトルで7章までのプログラム。

節分、祇園会、おけら参りなど
八坂神社を舞台にした踊りが多くて、親しみやすい。

中でも「八坂情話」という踊りが変わっていた。
舞台は、八坂さんの一画にある美御前社。

傘に隠れて出てきた女性が不細工なのだ!
芸舞妓さんなのに、眉毛が離れて、おかめなメイク。
好きな男性(宝塚ばりに、芸妓さんが演じる)が別の女性と歩いているのをやっかんで邪魔をする。
女性同士喧嘩になり、社の水をかけられると、あっという間に美人になる。
男性は美人になったおかめちゃんに心を奪われ
水をかけた女性が悔しまぎれにその水を飲むと、お腹を壊して退散する。
というコント仕立て。

確かにあそこには「美容水」があって、「飲んではいけない」と書いてあったと記憶する。

芸舞妓さん、お笑いも習得してはるなんて!!
はんなりとお高くとまっている職業かと思ってた!

祇園会館、今は吉本興業が「祇園花月」として使っているのでお笑いの要素を入れたのかなぁ?
さすが空気を読むのが上手な芸妓はんの世界だわ!