最近、やたらと身体が電気を帯びる。
髪の毛が、ぶわ~っと逆立つ。
ロングヘアなので、魔物のようになる。
恐ろしや、静電気。
こんな身体じゃ、SDカードを触れない。
バチッと消してしまうかもしれない。
化繊を着ると、帯びるのかな?
妖気を発しているのかな?
原因は、髪が乾燥しているらしい。
トリートメントをしたら、収まった。
けど怖いので、乾燥する季節は、電気を逃がしてから、メモリカードを触ることにするよ。
ダニエル・クレイグが演じる007の『No Time to Die』を観に、京都駅の映画館レイトショーへ。
コロナウイルスの影響で1年8か月、公開を延期した作品。
先月、前4作を予習しておいてよかった。
15年かけた5作を一気に見たから、登場人物に見覚えがあって、ストーリーがなんとか理解できた。
・Qと初めて会った時は、若いナヨっとしたオタク君だったのに、今回見たら、結構年季が入っていた。MI6で苦労したのね。
・細菌で世界的大量殺人を狙う、という筋がコロナを連想させなくもない。まさかコロナも特定の遺伝子だけ狙うウイルス、とか⁈
・悪役サフィンは日本好きなのね。能面つけて登場するし。でも本物の能面の方がシンプルなんやで。怖さ倍増やで。
・そのサフィンのアジトは庭や応接間も日本風だった。無機質な和室で上座に座るサフィンに向かって、ジェームズ・ボンドが「アポロジャイズ」と土下座をした。一瞬、半沢直樹的展開と見せかけて、ピストルを抜いて撃った。日本では考えられない行動や。
・ボンドは狭い踊り場で手りゅう弾が3つ直撃しても、至近距離で撃たれても、大丈夫。けど自分が撃つと、一発で敵に当たる。不死身だから安心して観ていられる。
・生還しても、愛する妻や娘に一生触れられないのは、辛いわなぁ。日本の家族やったら、そんなお父さんの関係もありそうやけど。イギリス文化はなぁ。
・ノーミが007が引き継ぐのかなぁ?多様性の時代、大柄な黒人女性がイケメンをたぶらかして、情報を引き出したり、アクションする007シリーズも、見てみたい。ボンドの娘が将来007になってもいいなぁ。
・途中、トンネルの真ん中でこちらを向いて、バーンと撃つシーンがあった。いつもオープニングで銃口越しに007が登場して、バーンと撃つイメージと重なって、クーッとなった。
私、結構ハマってるわね。
道頓堀セレブがインディペンデント1stで上演した『楽屋』公演を配信で観劇。
前回、この芝居を見たのは、2009年の東京だった。
2021年に観た関西の女優さんも、カッコ良かった。
チェーホフ『カモメ』のニーナ役をやりたかった女優の亡霊達の話。
このお芝居を見ると、B会館のベンチに時々座っていた女性を思い出す。
かなり年配で、一見、ホームレスのようなおばあさんだった。
以前、女優だったらしい。
B会館で上演される舞台にも立っていたらしい。
その、いい思い出が詰まった会館にいときたいんちゃうか、と、噂されていた。
私も半分気持ちが分かる。
でも、上演しない公演のために楽屋に居続けるのは、しんどいよ。
数十年来の付き合いの友人。
20代の頃はあまり仲が良くなかったけれど、30代頃からツーカーの友達になった。
性格も考え方も体型も違うけど、でこぼこコンビがうまくハマった。
ちょっとボケたらすぐに突っ込む。
動きの息もピッタリ。
毎日のように、2人で涙が出るほど大笑いした。
でもその友人と、最近ツーカーではなくなってきた。
耳が遠くなったのに加えて、マスクで口元が見えないので、なかなか伝わらない。
残念で寂しい。
私「今日、お米、3合持ってきたから、帰る前に声かけて」
A「え?3時前に何て?」
私「ううん、3時はもう過ぎてるやん。5時過ぎに声かけて」
A「あれ?3時って言わへんかった?」
私「言うてへん」
話が通じない。
私「最近、A嬢とツーカーで話ができひんから、寂しいわ」と大きい声で話すと
A「ホンマやな。『お風呂沸いたよ』って言うたら『ご飯は食べてない』って返すおばあちゃんみたいや」
と言う。
「そうそう」と、大笑いした。
笑い過ぎて涙を流した。
分かり合えないことを、分かり合えて、久しぶりに笑えて、嬉しかった。
11/27(土)の焼酎亭AIホール寄席に向けて、ZOOMでコソコソ練習。
前回、2019年の台本を読み返してみたら、イチロー引退や、あおり運転、日産のゴーン前会長が拘置所から変装して出てきた話などをネタにしていた。
まさかあの後、ゴーン前会長が楽器ケースに入って国外逃亡するとは・・・
あの後、感染症の流行で、世界がストップするとは・・・
事実は落語より奇なり。
今回2021年のネタ見せをしたところ、
菊正宗席亭は、フェリーの中からダメ出ししてくれた。
桂センセイは、もうちょっと校正をしてくれるそうだ。
ありがたい。
そして次に高座に上がる時は、今回のネタを見返して
「あの頃は大変やったなぁ。それに比べたら、今は穏やかや」
と言いたいなぁ。
11/11はチンアナゴの日だそうで、下の写真。
中国では、独身の日らしい。
以前は「自分へのご褒美を買う」と、ネット通販が大規模セールをしていたけれど、今年は「寄付をする」とか「グリーン家電」に特化し、例年のような売り上げがない、とニュースが流れていた。
ナイツ的には、棒の日。
棒読み集団の劇団スティックで、これまでマッチ棒(待ちの状態)だった劇団員が、「11/11の11:11をスティック記念日とし、劇団のTwitter発信を始めよう」と提案したらしい。
マッチ棒が火をつけた、と、話題になっていた。
私は、ペペロンチーノを作った後のニンニクの臭いが部屋に充満して困っていたけれど、臭いの素のニンニクをポテトチップスの袋に入れたら、臭いが消える技を実践して、感動した。
世の中は、少しずつでも良くなっていくのだと信じたい。
落語の稽古を見てもらいに、桂正樹子氏のお宅訪問。
次回の落語は、古典に時事ネタを交えた、半分オリジナルな噺。
人前で通してやってみた。
やってみたけど、桂氏はほとんど台本を見ていた。
3つほど、修正ポイントをもらって、後はご飯。
ビスク鍋!おいしい!
夫妻と、色んな話をしました。
野球、ナイツ、近況、芝居、ラジオ、お酒、政治…
あ~、久しぶりに気ままに話をいっぱいしたなぁ。
けどたくさん飲んだので、あんまり内容を覚えてない。
覚えているのは、「小笠原の青酎は、クセが強い」ってことくらい。
『焼酎亭AI・HALL寄席~豊穣~』
■出演
【昼席】13時
焼酎亭ワイン(日詰千栄)
焼酎亭サングリア(ののあざみ)
焼酎亭ヴォジョレー(大森千裕)
振り袖かを里(船戸香里)
【夜席】17時
焼酎亭杏露(石井テル子)
焼酎亭八海山(千田訓子)
焼酎亭林檎(西原希蓉美)
焼酎亭赤鹿毛(阿部遼子)
■日時 2021年11月日27日(土)昼席13時/夜席17時(受付・開場は開演の30分前)
■会場 AI・HALL イベントホールホワイエ
〒664-0846 兵庫県伊丹市伊丹2丁目4番1号
■予約
〇焼酎亭予約フォーム
〇アイホール TEL: 072-782-2000(9:00~22:00/火曜休館)Mail: info@aihall.com
■入場料 1000円(全席自由)
■配信チケット 1,000円
○昼寄席 https://v2.kan-geki.com/live-streaming/ticket/462
○夜寄席 https://v2.kan-geki.com/live-streaming/ticket/463
■席亭 焼酎亭七夕(宮川サキ)、焼酎亭菊正宗(菊地秀之)
■お問い合わせ
焼酎亭 aihallyose@gmail.com
アイホール 072-782-2000(9:00~22:00/火曜休館) info@aihall.com
共催/伊丹市立演劇ホール
庭仕事でかいた汗を流しに、高槻の温泉、美人湯祥風苑へ。
露天風呂でくつろいでいると、赤ちゃんを抱えたお母さんに、小学5年生くらいの少女が「お母さん、私のこと、褒めて」と言っている。
母「〇〇ちゃんんはねぇ、たくさんの人の幸せを考えていて、偉いね。2歳くらいから、世界平和とか言うてるもんね」
娘「うん。世界が平和になったらいいって考えてるよ。でも考えない人、多いよね」
母「〇〇ちゃんは、もっともっと色んな事を知ってほしいな。色んな人が世界平和について考えてるよ。ダンサーだって、踊りで平和を伝えようとしてるよ」
娘「じゃあ、兵隊さんは?兵隊さんも、世界が平和になるために働いてるんでしょ?」
母「え?そうやねぇ」
娘「私、ママのいいところ、言うね」
母「なぁに?」
娘「自分の意見があるけど、人の意見をちゃんと聞くところ。だから魅力的なんだよ」
母「ありがとう」
娘「私の悩み、聞いてくれる?」
母「なぁに?」
娘「しゃべりすぎてしまうところ」
言いながら、母娘は壺風呂へ移っていった。
お母さん、立派やなぁ。
これからもあの子には、考えながら、しゃべりながら、すくすく育ってほしいなぁ。
実家の柚子がなったので、収穫しに行く。
黄色い実がなっているのは、日の当たる、取りにくい場所ばかり。
服を着替え、長靴をはいて、木の下に潜り込む。
アイタタ…と、トゲトゲの枝の下に潜り込み
隣の家にはみ出している実を、剪定バサミでチョキン。
課題は枝先の柚子。
刈込鋏で挟んで、枝を引き寄せる。
(写真は母)
それでも実に手が届かないので、脚立を持ってくるかどうか、母と協議。
母「カタツ、駐車場にあるねん」
私「いやキャタツを立てるには、土台がしっかりしてないから難しいやろ」
母「そやけどカタツ、取ってくるわ」
ワイワイ言っている最中に、鋏を持つ手に力が入って、枝ごと切れた。
大収穫でした。
しばらく鍋が楽しめそうです。