ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

お風呂の母娘

庭仕事でかいた汗を流しに、高槻の温泉、美人湯祥風苑へ。

露天風呂でくつろいでいると、赤ちゃんを抱えたお母さんに、小学5年生くらいの少女が「お母さん、私のこと、褒めて」と言っている。

母「〇〇ちゃんんはねぇ、たくさんの人の幸せを考えていて、偉いね。2歳くらいから、世界平和とか言うてるもんね」

娘「うん。世界が平和になったらいいって考えてるよ。でも考えない人、多いよね」

母「〇〇ちゃんは、もっともっと色んな事を知ってほしいな。色んな人が世界平和について考えてるよ。ダンサーだって、踊りで平和を伝えようとしてるよ」

娘「じゃあ、兵隊さんは?兵隊さんも、世界が平和になるために働いてるんでしょ?」

母「え?そうやねぇ」

娘「私、ママのいいところ、言うね」

母「なぁに?」

娘「自分の意見があるけど、人の意見をちゃんと聞くところ。だから魅力的なんだよ」

母「ありがとう」

娘「私の悩み、聞いてくれる?」

母「なぁに?」

娘「しゃべりすぎてしまうところ」

言いながら、母娘は壺風呂へ移っていった。

お母さん、立派やなぁ。

これからもあの子には、考えながら、しゃべりながら、すくすく育ってほしいなぁ。

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