狂言は、心の内もすべて言葉にする。
2人が(たまに3人が)同時に話したりもする。
結構無表情な方が演じていた演目もあったけれど、言葉で説明するので、逆に面白かったり。
友人の演目は『居杭』でした。
亭主に、あいさつ代わりに殴られるのが嫌な「居杭」さんが、隠れ頭巾で姿を隠す。
サンタクロースみたいにたっぷりヒゲをたくわえた算置さんがやってくる。
陰陽師の算木で占う手つきもこなれていた。
「令和五年二月十一日~」って今日やん。
「探し物は、生類ですな」
「左前方にいます」
「私とあなたの間にいます」
と、的確に当てるのに、やっぱり姿が見えない。
Wikiに、『居杭』は「出る杭は打たれる」から来たと推測されている、とあった。
居杭君、たくましく生きていってほしい。
お返しにいただいた品は、頭巾にちなんで、赤ずきんちゃんの入浴剤でした。