ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

鈍太郎

茂山千五郎家社中 千和会」が主催する

第208回考究会 狂言の会を観に、京都観世会館へ。

例年、2月に行われるけれど、コロナにより1年3か月ぶりの上演。

 

友人の演目は『鈍太郎』

3年ぶりに京都に帰って来た鈍太郎。

下京の奥さんと上京の2号さんにつれなくされて、出家する。

女性達が慌てて呼び戻しに来るという話。

 

下京と上京の女性は、キャラクターが違う。

下京は気が強く、上京は美人。

鈍太郎は、何かと上京を贔屓する。

モテモテの鈍太郎に腹が立ってきて、下京の妻に(もっと言うたれ~)という気持ちになった。

最後は女性2人が手を組んで鈍太郎を担ぎ上げ、退場。

アゲアゲの鈍太郎に(途中で落としたれ~)と心の声。

J嬢は翌日、「身体がガタガタや~」と言っていた。

芸の道は厳しい。