ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

鴈礫

茂山千之丞襲名祝賀狂言の会(第205回考究会)を観に、京都観世会館へ。
今回友人が出演したのは、野生の雁を取り合う話。

弓の扱いもおぼつかない侍が雁を射ろうとしている。
そこへ、「忙しい忙しい」と通りがかった使用人が石のつぶてで雁をしとめる。
侍は、自分の獲物だと言ってきかない。
控えていた仲裁人がとりなす。

「何で仲裁人が先にいたの?」
「雁は烏帽子で表すのって洒落なの?」
「侍のぎこちない仕草はどこまでがボケでどこからがホントなの?」
ツッコミどころも多々あって、疑問点や感想を言えるのもお楽しみ。

雁を仕留めた使用人役のHさんから、
「鴨のパスタソース」をお土産にいただきました。
雁が鴨に化けたそうです。