第207回考究会「狂言の会」
今年はコロナの影響で、招待状をもらった人だけのクローズドな発表会。
入口で、招待状と連絡先を渡して、体温を測り、消毒して入場。
今回、J嬢の演しものは「末広がり」
太郎冠者が主人から、宴会で長老に贈る「末広」の調達を頼まれる。
でも太郎冠者は初めて都に行く事に浮かれて、「末広」が何か分かっていない。
都で詐欺師に、傘を「末広」と売りつけられ、帰ると主人に叱られる。
私も「末広」が何か、分かっていなかった。
(盃かなぁ?)と推理していると、扇の事だった。
怒られた太郎冠者は、家を追われる。
家の前で詐欺師から教えてもらった囃子物を唱え、
最後は主人と一緒に踊るのが、平和なエンディングでした。
J嬢は、都の詐欺師の役だった。
扇と傘を持っているのに、傘を渡していた。
末広の意味を分かっていたら「そこ!」「逆!」と突っ込めたのになぁ。