ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

暗闇コント

かぶら会「狂言の会」発表会を観に、金剛能楽堂へ。
友人が出演する「狐塚」と「福の神」を拝見。

畑を荒らす雀やイノシシの番をしに、遣わされる太郎冠者と次郎冠者。
労いに来た主人をキツネが化かしていると思い込んで
お酒は捨てるわ、主人の尻尾をつかもうとするわ
・・・てなコント。

暗闇の中で行われるので、
客席からは見えているけれど、本人達は分からない設定。
「志村後ろ~」も、芝居のルールがあってこそ。

出演者がそのルールを忘れて、うっかり立ち上がっちゃったり
台詞を忘れたり
そういうのが、2重3重に面白い。

太郎冠者、次郎冠者の後ろのかぶらも見事でした。