ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

せっかくステーキ

観劇の前に、腹ごしらえ。

一軒のステーキ屋さんで足が止まる。

スタミナ不足やし、いっちょ食べてみるか。

直前に高校生君も入って行った。

入店し、「ステーキ定食ください」と言うと

カウンターの中にいる、いぶし銀の大将が

「1200円やで」とおっしゃる。

「はい。それで結構です」

 

高校生君も「ぼくも同じのを」とおっしゃり、2人分のステーキを焼く大将。

ワクワク。ぜいたく。

出てきたものは、このお皿とご飯と、プラスお味噌汁。

 

味わって戴こう!

と思った途端、大将が店の奥で煙草を吸い始めた。

(えっ、え~??)

ひと仕事終えた男の哀愁、みたいにふ~っ。

一応、換気扇の下ではあるけれど、煙のせいでお肉の味が一挙に分からなくなる。

おっちゃんの仕事は終わりかもしれへんけど、うちらの勝負はこれからなんやで!

 

あ~…このお店はもう二度と来ないなぁ。