ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

生きている、いや、生きてる

今回の『ゴドーを待ちたかった』は、2020年3月に初演した舞台の再演である。

初演は新型コロナが流行しだして、イベントや上演に規制がかかる直前だった。

黒木陽子さんは、ハイテク(!)を使いこなせる人。

初演の時も、来場できないお客様のために、いち早く配信を試みた。

 

あれから2年8カ月、配信の技術も上がった。

関係者にも色んな体験があった。

TwitterのスペースやInstagramでそれぞれ語っているので、言える範囲では

大好きな猫ちゃんが亡くなったり

コロナに感染したり

私も3月に大きな手術をしたり

初演の自分達から、苦難を乗り越えた人間になった。

 

生き続けられていることに感謝。

こうやって集まって、元気に上演できることの喜び。

アンドロイド達の台詞ではないけれど、「生きている、いや、生きてる!」と、素晴らしい実感を感じました。