ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

壁の自転車

新しい自転車の話をしよう。

彼(自転車)と出会ったのは、近頃の自転車チェーン店ではなく、先代から続いている個人経営のバイク屋(兼 自転車屋)である。

 

過去に何度も盗難にあった身としては、自転車の選択基準は”目立つこと”。

たとえ盗難されても、街中で「それ!私の自転車!」と見つけられるものが望ましい。

あと、トンボ型のハンドルが好き。

 

その自転車屋で見回したところ、しゃれた自転車は皆無であった。

ただ壁に、自転車の骨組みが吊ってあった。

緑色で軸に「COP15 CYCLING京都TOUR COPENHAGEN」と書いてある。

「これは売り物ですか?」と聞くと

自転車屋「売っても良いけど、これは新車じゃないですよ。過去にイベントで市長が乗ってます」とおっしゃる。

「ここで作ったのですか?」と聞くと

自転車屋「いえ、自転車の組合で作ったものが、(イベント後)ここに来たんです」

 

壁からおろしてもらうと、パーツがそれぞれ凝っている。

タイヤが細い。

ベルがお茶の急須の形。

7段切り替え。

これほどオリジナルな自転車はない。

 

なので、決めました。

門川市長が乗っている様子は、ここに見つけました。

kyoto-daisakusen.jp

 

よくわからないけど、これからは「Do You Kyoto?」のメッセージと共に走ります!

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