ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

胃の中のカメラ

人生初、胃カメラを飲むことになった。

「最近は、飲みやすくなったよ」と周りの人に聞き、甘く考えていた。

看護師さんに

「リラックスしてね。目は閉じずに視線はボーッと壁を見て、鼻から息を吸って口から吐いてください。喉に麻酔がかかっているので、唾は飲み込まず、ベッドに垂れ流してください」

と、シートをひかれる。

 

手技は若い男性の先生。

(もうカメラ、飲んだかな?)と思っていたら、そんなどころではなかった。

飲んだけど、喉が吐き出そうとしてオエッとなる。

軽くパニックで、鼻から息を吸うことができなくなり、喉で無理無理息を吸う。

目を閉じたらいけないルールを思い出し、せめてカメラを見ようと目線はついつい上げ気味になる。

カメラでお腹を内から押されたり、空気を入れられたり、染料で染められたり、胃壁をちょん切られたり、ちょん切ったところの出血を止めたり。

看護師さんが背中をさすってくれるので、なんとか自分の身体の外側が分かる程度。

次第に鼻で息を吸えるようになったけど、つらい。早く終わらないかな。

でも終わる時にカメラを抜くのもしんどいぞ、こりゃ。

 

終わってぐったり。

「思っていたよりしんどかったです」とつぶやくと

「ちょっと時間かかったかな?」と先生。

平均が分からなかったから、次回からこれを参考に比較させていただきます。

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