人生で初めて、大腸カメラをすることになった。
前の晩から下剤を飲み、当日の朝も「モビプレップ」という腸管洗浄剤を飲み、腸をきれいにする。
モビプレップは2リットルくらい作って、コップ2杯ずつ飲む。
スポーツドリンクみたいな味。
合間にチェーサーの水を1杯飲む。
朝から挑み、コップ6杯+水3杯くらいで、終わった。(と、自己判断した)
薬が効くか、前日から不安だったけど、素直な身体で良かった。
余ったモビプレップは、タプタプと病院に持って行き、返却する。
病院で検査場に行ったら、給食の居残りのように飲んでいる年配の女性2人。
トイレに行っては、看護師さんに「もうちょっと飲もうか?」と指示されている。
「私、朝早くから来てるのよ」「もう全部飲んじゃったわ」と弱音をはいておられる。
(モビプレップ地獄や。大変やなぁ)と、横目で同情した。
いざ検査。
麻酔をしてもらったけど、私は終始、意識はあった。
後から出てきた先ほどのおばちゃん、
「最初に『あ~』って声を出したのは覚えてるけど、ぐっすり眠って、全然わからなかったわ」とおっしゃっていた。
モビプレップと麻酔の効きやすさは、別なんやなぁ。