来年、ニットキャップシアターで上演する予定の『カレーと村民』
これまで、ごまのはえ氏による戯曲はもらっていたが、
ステイホーム中に、小説が完成したようだ。
第一稿が出演者に配布された。
読みだすと、止まらない。
前回の顔合わせで聞いた時代背景、当時の人々の服装がすらすら理解できる。
また戯曲では語られない登場人物の心情や過去が、ありありと描かれている。
新しい登場人物もいた。
また、ごま氏の作品は、特に料理の描写が丁寧。
野菜が畑に生る様子、料理法、香りや味わいが伝わってくる。
今まで戯曲では書かれていたけれど表に出なかった、幕ごとのタイトルや、ト書きがしっかり読めるのも楽しい。
小説版が生まれたのは、コロナ禍の状況下での数少ない恩恵の一つかもしれない。
というわけで、戯曲の改訂も送られて来ました。
2021年1月と3月の公演では、じっくり熟成したものをお届けしますわよ。