ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

オトナの動物園

女7人でオトナの遠足。
京都市岡崎の動物園。

昔よく動物園に通っていたというJ嬢が
「入ってすぐ右にキリン舎があったんよ~。
あれ?アシカがいない!」
など、今昔の違いを教えてくれる。

動物園はリニューアルされて、とてもすっきり、見やすいし
飼育員さんのコメントがいちいち面白い。



キリン舎に1頭だけいたシマウマは、他のシマウマが恋しいのか、檻に体当たりしていた。
サル山のチンパンジーは、すぐに女子のお尻をのぞく。
コウモリはフサフサの身体と翼のマテリアル感が不思議な生き物。
普段は逆さ吊りだけど、うんちの時だけ、頭を上にする。



動物達のオトナな部分を垣間見て、解説したり推測したり。

老猿ホームがあった。
毛が抜けて、シワシワの、見るからにお年寄りの猿達の山。
「私達も将来は、こんなグループホームに住もうか」
死期を迎えたライオンの檻もあった。
「こないだ看取ったお義父さんもこんな感じやった」



オトナを通り越して、老いの域まで思いめぐらせてもらったのでした。