ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

風あこがれ

ベビー・ピーの「風あこがれ」を観に、ライト商會へ。
5人で、日本全国を旅公演し、集大成を京都で上演。
今回で45公演目くらいらしい。

小さいスペースにしては出来上がりすぎている声で、
幻想的な世界をパワフルに作っていた。

お芝居の中に描かれる情景に、様々な土地の風を感じる。
これが旅の成果かなぁ。

浮世離れしているように見えるけれど、社会風刺も効いている。
旅人の視点だからか、諸行無常なセンスも切ない。

山ぐるみも何回も出演しているので、すっかりベビーピーの一役者のようだ。
ボタンの目がきらりと光り、亀君として演じている間、命を宿していた。
うん。いいものを観た。