ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

さまよえる落葉掃き人

今年は8年ぶりの紅葉の当たり年だとか。
御所の楓ちゃんも、今頃は栄華を誇ってるのかしら?

そんなニュースを尻目に、私の周りは落葉が甚だしい。
ここんとこ守衛さんや掃除のおばちゃんせっせと掃いておられた。
(大変な仕事やなぁ)
と思っていたら、とうとうアルバイトを雇ったようだ。

彫りが深い人やなぁと思ったら、
いつぞやガラス拭きをしていたエジプト人じゃないか。
頼むぞ。

ちょうどパソコンの席から見えるので、見るとはなしに見ている。
掃きかけてはストップし、上を見上げ、
箒を持ってうろうろするばかりで
ほとんどまともに落葉を掃いていない。

確かに、パラパラ散る落葉を掃く仕事ほど虚しいものはない。
掃いても掃いても上から降ってくるもの。
あのエジプト人、窓ガラス拭きの時もダラダラしてたしなぁ。
大丈夫かなぁ?
そもそも国民性として、諸行無常のこの仕事は向いてないんじゃないかしら?

アスファルトに落ちた落ち葉は、しっかり片づけないと
雨に濡れて滑るのですよ。
と思ってる間に、雨が降って来たよ。
おいおいエジプト人、そのままいなくなっちゃダメですよ!