上野公園にある俳聖殿へ。
芭蕉生誕300年を記念して、昭和17年に建ったらしい。
色も、形も、芭蕉翁の旅姿に模して作られたそうだ。
芭蕉はんの銅像は、奥の細道始め色んなところにあるけれど、
こんなにでっかくなって故郷に帰ってきたんやなぁ。
でっかいけれど、旅傘のゆるいカーブが優美でやさしい感じ。
芭蕉翁記念館にも足を運んだ。
ここの建物も素敵。
昭和期の俳人と金子兜太さんの展示をしていた。
サラリーマンと俳人を兼業していた人も多く
浮世のわびさびが盛り込まれている。
漂白の旅をしたり、社会の荒波にもまれたりして、俳句は深みを増すのだな。
春浅き 隣は弁当を 食う人ぞ