ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

黒い十人の女

何気なく録画していた『黒い十人の女』が面白い。

1961年にも同タイトルの映画があったけれど
脚本をバカリズムが手がけ
そのパロディというか、現代版になっている。

テレビプロデューサー「風松吉」は9人の女性と浮気している。
奥さん含め十人の女性達が結託して仕返しをする。
1961年版のプロデューサー役は船越英二が演じていたが
2016年版では船越英一郎が演じている。

何しろ女優さん達が生き生きしている。
言葉遣いは汚いし、プロレス並みの喧嘩もするけど、アイドルにもなる。

女性の方が、演技できる幅が広いのかもしれないなぁ。

劇団に入った頃は、”女は面白いことができない”と先輩達に言われてきた。
”ものすごくかわいい”か”ものすごくブス”の役しかなく、男優にいじられてなんぼだった。

こんなコメディを観られることがとても嬉しい、2016年の冬です。