ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

お小水

お店でトイレ待ち。
中の人がなかなか出てこない。
(大丈夫かなぁ?)
と思っていたら、老年男性が出てきた。

「あの~、トイレ流してないけど、良かったら・・・」
とおっしゃる。

「え?」

「トイレを流すレバーがなくて、流し方が分かりまへんねん。
家では自動で流れるから」

家が自動かどうかなんて、関係ない。

便器の中を見ないようにして、壁際のスイッチを見つけた。

「これですよ。”小”のボタンを押してください」

あっさり流れた。
ほっ。

あ、「小」って分かったのは、やっぱり便器の中を見てしまったからなんだけどね。