ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

my おりん

おりんを買いました。

仏壇で、チーンとするやつ。

あんまりにもいい音だったので。

空気が浄化されるような、心が鎮まるような。
澄み切った音がスーッと伸び
うねりの余韻を残します。

作ったのは「二方屋」(ふたかたや)さん。
砂張という金属で160もの工程を経るそうです。
土は信楽から仕入れて、一つずつ型を作るとか。

二方屋さんは、平成女鉾清音会の鉦も製作しました。
だからこの音は祇園囃子にも通じるのです。

おりんの音は、あの世まで聞こえるらしい。
父の遺影の前に置きました。
「ただいま」も「おはよう」も伝えられます。

これ、小さいので巾着に入れて持ち運びもできるのです。
夏は風鈴にもしたいくらい。

一生もん
どころか、私より長生きするんやろなぁ。