ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

グルリル

Sunday『グルリル』を観に、大阪福島のABCホールへ。
シンプルな舞台で色んな世界を見せてもらった。
歴史をさかのぼってサルの時代に行ったり
宇宙から衛星の視点になったり
ワルシャワに行ったり
地下組織の話になったり
未来、最後の人類を見届けたり。

時空は流れているのではなくて
色んな時空が同時に存在する、という考え。
隣り合わせにある時間や空間をひょいひょい飛び越えて
とぎれとぎれに色んなシーンを垣間見せる。

演劇ならではの表現力でした。

私がこの世界、今の時代、地球の日本のここにいること。
同様に他の人が存在すること。
そして知り合えることがどんなに奇跡的なことなんだろう。

エンディング、降りやんだ灰の空に
ストーンと突き放される感覚になりながらも
この瞬間を生きていることの幸せを感じながら
梅田まで歩いたのでした。