ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

秋の味覚

近所に見つけた、隠れ家的な料理屋さんへグルメのA嬢と行ってみる。
毎日限定10人。
メニューはおまかせコース5000円のみ。
開始は一斉に18:30。

お店に遅れないように駆けつけた。
カウンター10席
厨房には大将と物静かな女性料理人の2人のみ。

まず大将があいさつの後、
筆書きのメニューを配って語ってくれる。
今年は旧暦によると秋が早いらしい。
中秋の名月は9月初めに訪れて、マツタケも旬が終わってしまったとか。

晩秋の献立です。
先付けも温かいものにします。
なんて出された1.エビイモの炊合せに始まり
2.無花果、柿、野菜の揚げ浸し
3.鯛の昆布〆加減酢
4.万願寺、山科唐辛子
5.水貝、鮑、つぶ貝、小柱の土佐酢・ポン酢など3種
6.鮭と湯葉、いくらの粕汁
7.カンパチ、牡丹海老、鯖、帆立の刺身
8.穴子の白焼
9.穴子蒸し飯と茄子寿司
10.栗のスフレ

感激したのは、2のフルーツの揚げ物!
温かい柿や無花果はほんのり甘くて優しい歯ごたえ。
A嬢は栗のスフレにやられてました。

料理を味わい感想を言い、色んなお酒と合わせれば会話も弾む。
3時間かけてゆっくりと充実した時間を過ごすことができました。
いやぁおもてなしの心、ごちそうさまでした。