見に来たお芝居は、KUNIO09による『エンジェルス・イン・アメリカ』
11時から始まって
第1部 約3時間50分
第2部 約4時間30分
終演時間は20時40分の長丁場。
一日を人の会話を聞いて過ごすようなものだ。
開演前から、お客さんに共に闘う戦友のような感情を抱いてしまう。
内容は、同性愛や政治や宗教、根深い話だった。
アメリカ人なら一瞬に納得できるような単語(セントラル・パーク、モルモン教、ユダヤ人、レーガンなど)が散りばめられていて、機関銃みたいに語られる。
理解しながらついていくだけで濃い濃い時間。
アメリカ人、殊にゲイはよくしゃべるなぁ。
言葉で説明しないと理解されないからやろねぇ。
ほんでも病気になったらお母さん的存在がそばにいるのが人間的。
先日、引退した80代くらいのお医者さんが
「アメリカに留学した時、NYの建物の高さや言葉に圧倒されてねぇ。
日本料理屋に入ったら日本女性の太い足を見て、ホッとしましたよ。
あまり大きな声で言えないけど」とおっしゃっていたのを思い出した。
舞台でまっぱになった人は男女3人。
日本人的体型で、なんだか安心した。
写真は会場になった自由学園明日館の向かいの建物です。