ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

鳥居のワンダー・ワンダー


伏見稲荷とは、山ひとつ分、神社なのだな。
と実感した、稲荷山登山。





お狐さんに迎えられて、入った道は、
鳥居、鳥居、鳥居。
鳥居が多すぎて、こんな風に置かれている社も。


これなんて、鳥居をまたいだ鳥居。


ええんやろか?

絵馬は狐の顔になっていて、願掛けする人が勝手に顔を書いている。
もはや狐の輪郭など関係なく、鼻や口をかいている絵もある。
神主さんも「今週の美顔」などとセレクトコーナーを設けている。
何て自由!

三之峰(下之社)
二之峰(中之社)
一之峰(上之社)
と、山を登りながら順にお参りもしました。

てっぺんまで鳥居はず~っと続いていました。
行きは神聖な気持ちになったものの、
鳥居の裏側は、寄進した人の会社名や名前や日付が書いてあって、うるさいうるさい。

世の中には、こんなに商売繁盛を願う人達がいるのだ。
モーターズ、芸舞妓さん、奇術師etc.
鳥居ひとつひとつに人生がかいま見える。

出来たてで、触らないように紐がかけてある鳥居の注意書きを見て
一緒に行ったロシア人のイゴールさんは、「ペンキ」と読んでいた。
イゴールさんにはどのくらい、鳥居裏面に書かれた名前が目に入っているのかな?