ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

上賀茂神社ディープ編

上賀茂神社探検隊に、途中から地元のAちゃんが加わった。
Aちゃんは「子供の時分以来やわ」と言いながら
私達を稲荷神社に連れて行った。

小高い丘といくつかの鳥居をくぐった頂上に、祠(ほこら)が現れた。
朽ちた小屋や小さな舞台もあった。
昭和50年代に、この祠(ほこら)に寄進した人のリストがあった。
そこに思いがけずAちゃんの父上の名前を発見。
一同、びっくり。
亡くなったお父さまと再会した気分。まるでモリゾーのようなAちゃんに案内されて
杜を通って上賀茂神社本殿へ。
宮司さんが「今から説明とお祓いしますよ~」と呼びこんでおられたので
1コインで参加。

その宮司さん、お話し上手。
上賀茂神社は2000年の歴史を持つこと。
縄文時代にお供えした器が多数掘り出されていること。
「枕草紙」や「源氏物語」には
葵祭」を観るために必死だった記録があること。
本当は「賀茂別雷神社」ということ。
賀茂神社との関係は、マリア様とイエスさんみたいなもの。
などなど、実に興味深い。
特に今年、天皇からお供えを賜った時のエピソードは笑えた。
残念ながら、ここに書ける内容ではないけれど・・・。

さすが2000年続いた神社、王城鎮護としての歴史、格調高い。
ロマンが膨らむわぁ。

式年遷宮ために、ただいま屋根にする檜皮1枚2000円で寄付を募っているそうだ。
博物館のような建物に入った。

真矢みきさんや山田孝之さんのサインした檜が飾られてあった。
う、う~む。
神社さんも時代の波で、工夫したはるんやね.


私の両親も、上賀茂神社で結婚式を挙げたんだって。
雨の中、とても良い風情でした。