ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

デコな船岡温泉

前から行きたかった京都名所、船岡温泉へ!
温泉と言っても、ここのお湯に効能はない。
町の銭湯、410円である。

ここに憧れていた理由は、内装のゴージャスさ。
レトロな模様のタイル、デコラティブな欄間、橋がかり。
一歩入れば昭和的メルヘンの世界!

見かけだけじゃなく、お風呂屋さんとしても立派に営業している。
薬湯、打たせ湯、ジェットバス、電気風呂、サウナ、水風呂、露天風呂もある。
サウナにはテレビが完備。
露天ぶろはヒノキ製。
庭には女性の裸石像が。
蛇口から出るお湯はちゃんと熱いし、洗面器も十分用意されている。
壁は日本の城壁を模していた。

30円でドライヤーを使い、50円を入れてマッサージチェアでくつろぎ、
100円のメロンジュースを飲んだ。
(サイダーは80円)

常連ぽいおばちゃんに「その長椅子使うから、どいて」と言われたのと
メロンジュースがびっくりするほどまずかった以外は
文句なしの銭湯でした。

こんなにゴテゴテでもくつろげるのは、
歴史と人がこの銭湯を育てたからやろなぁ。
写真は、脱衣所の天井にあった天狗と牛若丸の彫り物。
天狗の鼻がニョキ~ッと伸びていた。
天狗どんの目線は、牛若丸の戦いよりも男女の裸やね~。