ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

かばのおしり

「カバのお尻、かわいいで」という母の情報を得て、京都市岡崎動物園へ。

かばのツグミちゃん、ぶっちゃりしていた。
これが、カバ的に理想的な体型かしら?
体に比べて足が短い。
顔がずいぶん大きい。
ぶっちゃりぶっちゃりと口をコンクリートの床につけて、ご飯を食べていた。
なんだかジュゴンに似ている。
そしてお尻!

噂にたがわず大きい。かわいい。
ポイントはしっぽ!
チョロンとついている。
う~ん、アンバランス!

動物園。異空間だ。

蛇舎のコーナーで「蛇の親分おるぞ!」と子供に言い寄るおじいさんがいた。
「一週間にいっぺんしか食事せえへんねん。こないだ食べたウサギがまだ腹にたまっとる」
など、おそらく動物園の人じゃないけど、大声で教えてくれる。
蛇のタマちゃんに思い入れのある人なんやろうなぁ。

エミューや」「エミューやぞ」と騒いでいる夫婦もいた。
エミューはそんなに話題の鳥なのか。
ひっそりしたポジションに配置されているので、あまり注目してなかった。
動物園では人間も面白い生き物に見えてくる。

シロテナガザルをしゃがんで見ていると
子供に「こんにちは!」と声をかけられた。
「こんにちは!」と返すと
「ねぇ、おばちゃん」と話しかけられた。
「なんや?」と低い声で答えたら、もう話してこなかった。

子供にとったら「おばちゃん」やろうけど、
言われ慣れてないと、咄嗟にすごんでしまう。
私も不思議な動物だ。