ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

職能集団

平成女鉾清音会の囃子納め。
1年のことを色々思い返しながら太鼓を叩いていると、涙が出そうになる。
元気で囃子ができる体と、息を合わせて奏でるメンバーに感謝。

今日は伝統産業青年会の面々が見学に来られた。
陶芸や織物、漆に扇子と、腕に職を持つ人達だ。
稽古終了後、交流会。

笛方T嬢の大事にしている笛ケース。
ぶつけた拍子にできてしまったヒビを漆職人に見てもらう。
「これは、木工やなくて、樹脂ちゃうか?」
と、バリバリつぶしだした。
あわわわ!

「いやええねん。つぶした方が直しやすいねん」と、清水焼の方がおっしゃる。
ほんまかなぁ?

「これ、木ぃやわ。木地から作り直した方がええわ」
ほらほら。どうする?

「ほな、ヨネやんや。ヨネやんがおるわ」

さすが伝統産業つながり。
話が早いでござる。