ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

災厄退散

八坂神社にて、祇園囃子を奉納。
時雨模様の空は、私の心みたい。
湿り気を帯びて落ち着いている。

境内には大勢の方々。
にも関わらず、囃子前の挨拶に静かに耳を傾けてくださった。
天災・人災・あらゆる災厄の退散を願って平安京の古より奉納された祇園祭
八坂神社の神様と不安に震える人々の心を鎮め、明日への希望につながるように。

いつもよりテンポを上げない曲だからこそ
一音、一打に魂がこもる。
鉦・笛・太鼓の音は天に、地に伸びて行きました。

平成女鉾清音会の賛助会員も
思いがけずたくさん駆けつけてくださいました。
「気持ちが伝わったよ」と声をかけていただいたり
ツイッターで「被災地、被災者に届けとばかり懸命に演奏する清音会の囃子を聴いて自分の思いを代弁してもらっているようで、直接の支援ができずに地蹈鞴を踏んでいた心がすこし楽になりました。 」
と、つぶやいてくださったり。

京都市事務局さんからは
「来年の花灯路もお願いします」と声をかけていただいた。
あちらも大変だったと思う。
お世話になりました。

今回、突然の大きな災害に
ここには書けない色んな出来事があったけれど
すべてにおいてこれからの私の成長につながると思います。
そしてこれからも祈り続けます。
どうもありがとうございました。