ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

祝!京都伝統産業青年会50周年

伝統産業青年会50周年記念式典にお呼ばれ。
一張羅の着物とホンワリ膨らませた頭で出席。

式典前に、来賓室で元・青年会の方にお話を伺う。
高度成長期、日本は先進産業ばかりに目が向き、「伝統産業」と言っても「電灯産業」と間違われたらしい。
そんな中、50年前から職人技を持つ青年達を集めて交流と活動を続けてきたなんて、
京都ならではの着目なんだろうなぁ。

狂言の演目があった。
舞台の設えは、伝統産業に関わる青年達のコラボレーション。
・扇子:京都扇子団扇商工協同組合青年部
・橋箐欄干:京都竹材商業協同組合青年部竹青会
・鏡板老松:西陣意匠紋紙工業協同組合青年会OB有志
・四本柱:京都府仏具協同組合青年会
・三本松:京都府造園協同組合青年部
・白洲の砂利:京都府石材業協同組合石青会
・帯(竹柄):西陣帯地青年会
・鉢(京焼・清水焼):清水焼団地協同組合青年会

懇親会のオープニングでは、会長さんによる書のパフォーマンスがあった。
「伝翔」

伝統と言えど、産業なので、守るだけでは滅びてしまう。
常に羽ばたいて、新しい風を通さないと、組織は沈殿してしまう。

平成女鉾清音会にも、とても刺激になりました。
私達も二十周年に向けて翔けますぞ!