東京から先輩がやって来た。
「昼間、あいてるか?」と聞いてきた。
京都で服を買うそうだ。
先輩はオシャレさんだ。
私が普段入らないようなお店にも次々入っていく。
私にとっても京都、新発見。
『Museum of Your History』に入って
かわいいジャケットを試着して悩んでいたとき、
お客さんでないダンディな男性の視線を感じた。
おぉっ、
「長年、世界のデザインシーンでデニムを中心にして活躍してきたデザイナー、加藤博」さんではないかい?!
慌てて、2階でシャツを選んでいる先輩のところへ報告。
先輩、1階で服を買いがてら、Katoさんと会話を交わした。
(私はKatoさんに「ジャケット似合ってましたよ」と言われたけど、値段を見て自制しました)
店から出た先輩は「おれ、ものすごく嬉しい」と目を輝かせていた。
「このまま東京に帰りたい。
今から祗園でお姉ちゃん達にデレデレする自分になりたくない」
と、苦しんでいた。
男はんは大変やなぁ。