京都大学交響楽団の184回定期演奏会を聴きに、北山コンサートホールへ。
ここは関西一しっかりした学生オーケストラらしい。
指揮者は阪哲朗さんという、プロの方だった。
イケメンな上に、すばらしい指揮っぷりだった。
音楽をつまんだり、流したり、抑えたり、もてあそんだり、裏返したり、抱きとめたりしていた。
もう、目が離せない。
釘付けすぎて、首が痛くなったくらいだ。
この人がいないと
このハーモニーは成り立たないのやろなぁ
と思っていたら、
アンコールでいきなり指揮をやめてしまった。
演奏者は全員立ち上がった。
立ちながら弾いている。
指揮者は後ろ手に組みつつ、
学生たちの間を歩き回る。
そのままフィナーレで、ジャン・ジャーン!と終了。
なに?指揮者がいなくても成り立つの?!
狐につままれたみたい。
でもその様子は、学生達が自力で歩んでいく様子を見守っているようで、
とても良かった。
学生楽団だからこそできる実験かもしれへんなぁ。
ただ聞き覚えのない曲ばかりで、
終わってしまうと
去年の秋に聞いた吹奏楽の「大序曲1812年」がずっと頭を回っていた。
こっちはCMで聞き覚えがあるからね。