劇場で、俳優の森上洋行氏に会った。
「こないだは『三人姉妹』お疲れ様でした。良かったです」と言ってくれた。
→え?ホンマ?嬉しい!ありがとう!
私はお芝居の感想が大好物だ。
でも観た人ごとに「どやった?」と聞くのはおこがましい。
それを向こうから言ってくれたのだ。
しかも誉め口!
テンションが一気に上る。
それに森上君の劇評には、一目置いているのだ。
→いやぁ今回は、賛否両論でさぁ。
と言うと
「良くなかった人はどんな意見なんですか?」と聞かれた。
→えぇっとまず、・・・。
否定的な意見を挙げた。
あげつらっているうちに、気持ちがブルーになってきた。
「そうですか。僕は結構良かったのに・・・」
これは話を聞かねばなるまい。
→今、時間ある?
と聞くと
「いや今日は用事があるんです」
と断られた。
結局、どこが良かったのかは聞けなかった。
なんだよう。
良いところは、何だったんだよう。