ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

救急車にて

同僚がじっとしていた。

「具合が悪いの?」と聞くと
「気持ちが悪い」という。

「別室で休んどいたら?」と言っても動かない。

「大丈夫?」と顔を覗き込むと
「私、どうしたらいい?」と聞いた。

これは大変と、動くのを手伝おうとしたら、
「無理無理」と言われた。

そこから「お医者様はいらっしゃいませんか?」と走り回り
救急室に連絡し
通りがかりのお医者様に付き添っていただき
救急車を呼び
点滴を打つ間、待合室で待機すること5時間。

めまいがひどいらしく、まだフラフラしている。
頭は問題がないので、耳鼻科の受診を勧められていた。

大事に至らなくて良かった。

関係ないけど
救急車の中で、救急隊員の方に「住所は?」と聞かれ
「”弁慶”の”慶”です」などと説明する彼女を見て
京都のややこしい住所はこういう時大変やなぁ、と実感しました。