ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

コーヒーまでの道のり

開演前にどうしてもコーヒーが飲みたくなり、HEP7階のスターバックスへ。
いつもの事だが、行列ができている。

こちらはあまり時間がない。
こうなったら豆を買って楽屋で淹れよう。

行列を抜かしてお店の人に「豆を買いたいんです」と言うと、
「では担当の者を呼んで来ます。」と言う。
豆担当の方がやって来て、カタログを見せながらひとつひとつ説明してくれた。
「たくさん種類があるでしょう?どのような味がお好みですか?」と聞かれる。
私は焦りながらも、生真面目に
「あまり重くなくて、苦味のあるやつ」など答えてしまう。
「それならこれはいかがでしょう?」と、
期間限定のコスタリカ産コーヒーを試飲させてくれる。
「おいしいけど、もっと安いのでいいんです。このイタリアンを100gだけ下さい」
と言うと、
「分かりました。レジはあちらです」と案内される。

「お客様、カップをお持ちですがお持ち帰りですか?」
「いえ、本当はそうだったんですが、大勢並んでいるので豆を買う事にしたのです」やっと言えた。
「承知しました。では」今度はアイスコーヒーを淹れてくれる。

「これが先ほど説明したコロンビアです」
「はぁ、おいしいですね」
「では豆を挽きますのであちらのカウンターにお越し下さい」
また移動。

「挽き方はどういたしましょう?」
「細かくしてください」
エスプレッソでお淹れですか?」
「いえ、コーヒーメーカーです」
「では中挽きですね」
(なら聞かないでよ~)

そしてスタバの新聞や
コーヒーカードのスタンプ制度や
世界コーヒー巡りのシール帳の説明を受けた。

本番前に私は何をやっとるのだ。
これじゃ列に並んだのと同じくらい時間がかかったではないか。
試飲のおかげですっかりコーヒー飲みたい気持ちは治まったけどね。

そんなこんなで、イタリアンローストは明日の楽しみにしま~す!