ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

組紐屋の仕事場

ステージ上の白い布は舞台監督の西田聖さんが一人で操作しています。

そのブースはまるでコックピットののよう。
8本のロープと、舞台を確認するモニター、台本と懐中電灯、時々つまむお菓子なんかも置いてあります。

本番中の西田さんは「必殺仕事人」の`組紐屋の竜`のようです。
左手でスルスルと紐をすべらせながら、右手で何本かの紐を引っ張ります。
その手綱さばきで白い布はまるで生き物のように変化するのです。

この見事なセット、東京公演ではホールの都合で変更になるかもしれません。
(東京でもアイデアを凝らしたセットになることは間違いありませんが)
名古屋の舞台ともイメージが変わっています。
どうぞ大阪で楽しんで下さいませ。