ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

実印

目下の悩みは、ハンコに関する事であった。
このたび、実印登録をする。
ハンコに何と彫るか。
乙女ゴコロに関わる、微妙なお悩みである。

一般的に女子は、結婚すると姓が変わるのだ。
お年頃としては、将来変わるかもしれない苗字
(しかもハンコって結構高級)をわざわざ作り、
時間と足をかけて役所へ届けてよいものか。

だが悩んでいるのが面倒くさくなってきた。
女々しいぞ、私!
いっその事、潔く姓名彫ってもらおう。

「日詰千栄でお願いします」
と、注文した。

その後、平成女鉾清音会へ。
「今、ハンコ注文してきた!」と鼻息荒く告白すると
「名前だけにしといた方がいい」と既婚者に諭された。
「私は苗字で実印登録して一ヵ月後に結婚してしもた」
え~!

で、あっさりキャンセルの電話。
「千栄」だけにしてもらった。
おかげさまで、悩みは解決しました。
Nさん、背中を押してくれてありがとう。

でもNさんはどうして結婚1ヶ月前に苗字で登録したの?
もしかして、そんなジンクスがあるの?
「実印を旧姓で登録すると、1ヵ月後に結婚する」
その辺を聞くのを忘れたよ。